出産レポート。3
・陣痛開始から入院までのエピソードは > 『出産レポート。1』
・入院から出産待機までのエピソードは > 『出産レポート。2』

今回は出産までをご紹介いたします~。

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・2007年12月27日(出産当日)

午前2時ごろ。
ダンナ様が疲労でダウンし、自分で腰をさするハメになった陣痛中の私。
今まで色んな出産エッセイとかマンガとか読んできたけど、
だいたい助産婦さんとかが付いててくれて腰をさすってくれたと書いてあった。
私もそれを読んで
『ダンナ様よりベテランの助産婦さんにやってもらった方が
 痛みも引くだろうし、私もやってもらおう♪』

と安易に考え、期待していた。
でも、入院してから看護婦さんは時々現れるだけで
今も待機室には私とダンナ様の2人だけ。
何故なら現在この病院では 出産ラッシュ だからだ。
私を含めて5人の妊婦さんが陣痛に耐え、出産真っ只中なので

分娩室も待機室もフル稼働。

だから私ひとりの為に看護婦さんが付きっきりでいられるワケがない。
分かってる、分かってるけど しんどいなぁ!(>_<、)
ずっとずーっと自分で自分の腰をさすり続ける。
腰が割れそうで、練習してた呼吸法も上手く出来なくて
『うう~~!!』
とか
『痛い~~!!!』
とか
叫ぶほどではないにしろ、悲鳴をあげてしまう。
もうこれ以上は耐えられない!と思い、
ナースコールのボタンを押したけど、誰も来ない…。
ダンナ様にナースステーションまで様子を見に行ってもらったら
誰もいなかった…とのこと。
ああ、きっとさっき私と入れ違いで分娩室に入っていった妊婦さんが
出産の真っ最中で皆忙しいんだろうなぁ、と思った。
でもガマンできなくて、しつこくナースコールのボタンを押していたら
さっきの年配の看護婦さんが来てくれた。
でもナース服の上から手術着みたいなものを着て帽子とマスクもしている。
『どうしました~?』
『腰が痛くてガマンできなくて…』
ささっと私の足元に来て、ガッと手を股間に突っ込む。
今まで内診ってすごく痛かったけど、
もうそんな事言ってられないというか、全然痛く感じなかった。
『さっき先生にはなんて言われてました?』
『子宮口は4センチだって…』
『今も同じくらいだわ、もう少しガマンしてね』
そう言って看護婦さんは慌ただしく待機室から出て行ってしまった…。
まだまだ出産まで時間がかかるのか…とダンナ様と2人で落胆する。
もう陣痛が始まってから22時間以上経っている。
途中で少し寝たとはいえ、
ダンナ様もほとんどその間起きて私に付き合ってくれている。
私もその間、いまだかつてない腰の痛みに耐えている。
ここまで来て、
もうイヤだ、早くラクになりたい!
と思うようになってきた。
今すぐオナカを切って赤ちゃんを出してくれ!
痛みを少しでも和らげたくて、布団を足の間に挟んだり
身体を起こしてベッドの端に座った状態で陣痛に耐えてみたり
色々試したけど全然痛みが治まることはなかった。
またナースコールで看護婦さんを呼んだ。
内診で子宮口は広がってないけど
子宮口膜?がかなり薄くなってきているとのこと。
入り口が柔らかくなってきたのでお産が近くなったと判断されて
午前3時30分ごろ、ようやく分娩室に移動することになる。
待機室から分娩室までは、もちろん自力で歩く。
分娩台に乗り、仰向けに寝るように言われる。
私は腰が痛かったので、仰向けになった状態で
両手の握りこぶしを腰骨の下に入れて痛みを逃がしていたが
『手をどけてね』
と看護婦さんに言われ、泣く泣く退かすことに…。
オナカには分娩監視装置のセンサーが付けられ、
胎児の鼓動が音で聴こえ、オナカの張りが数値で表わされる。
看護婦さんはその支度だけしてすぐまた何処かへ行ってしまい、
今度は分娩室にダンナ様と2人で取り残される。
待機室の時と違い、今度は固い分娩台の上。
しかも体勢は分娩監視装置のセンサーを巻いてるため
仰向けの状態から崩せない。
ダンナ様は分娩台の上の方、つまり私の頭の辺りをウロウロして
『すず、頑張って』
とか励ましてくれる。
時々私が
『お茶!リップ!!』
など指示をしてペットボトルのお茶やリップクリームを差し出してもらった。

Image003.jpg

ほんとは痛くて声も出したくないんだけど、
言わないと何も出てこないので仕方がない。(=_=;)
私は陣痛=腰の痛みが来るたびにボタンを押して
呼吸法に則って口から長く息を吐き、鼻から息を吸うのを繰り返す。
でも痛みで息を吐いてる最中に声を上げてしまい、
胎児の鼓動が乱れたりすることもあった。
そんな時は何処からか看護婦さんが駆けつけてきて
『力を入れないで!
 赤ちゃんが苦しんでるわよ!!』

と怒られてしまった…。
その後も何度か同じような状態になり、そのたびに
『痛い時に声を出さない、目を閉じない、
 足に力を入れない!!』

と、色々こまかく注意されるが、本当にどうしても 無理!!!
看護婦さんが退室した後も、痛みに声を出したり目を閉じてしまう私に
ダンナ様が何度も何度も
『すず、目を閉じちゃダメだって!』
『足に力が入ってるよ!』

と、看護婦さんに代わって注意を促してくれる。
頭では分かっているけど、本当に無理なんだって!!!
途中から身体が勝手にイキんでしまうようになり、
その何度目かで ドバッと破水。
おなかの奥でなにかが弾けて生温い水が大量に出た気がする。
すぐにダンナ様にナースコールしてもらい、看護婦さんに来てもらう。
『うーん、これ多分おりものか何かだと思うわ。
 まだ羊膜もパンパンに張ってるし…』

おかしいなぁ、結構大量に出たから破水だと思ったのに…。
でもその後どうしてもイキんでしまう度に水が出るようになる。
ダンナ様は
『力を抜いて、リラックスして!』
と傍でずっと声をかけてくれた。
何度もお茶やリップを出してもらう。
その後、呼吸のしすぎで手足が痺れてしまい、
またまたナースコールで看護婦さんを呼ぶ。
手足が痺れた旨を伝えると、酸素マスクをつけてくれた。
呼吸法が乱れてて息を吸い過ぎだよ、と注意される。
それと、呼吸法補助のボタンを使いすぎだと言われてしまった…。
私の場合、おなかの張りと腰の痛みのタイミングが違うみたいで
おなかの張りが終わった後も痛いからずっと呼吸法をしていた模様。
それを注意された後、またダンナ様と分娩室に2人にされてしまった。
しばらく放置された後、急に看護婦さんが来て
出産用の道具?を分娩室内に揃えはじめた。

『そろそろお産にしましょう!』

今まで単なるストレッチャーのような台だった分娩台に
足を掛ける台などがセットされる。
※多分折りたたみ式にグリップとか台とかが内蔵されていた
午前4時40分ごろ、ダンナ様はここで分娩室から退出。
赤ちゃんが生まれるまでラウンジで待つことになる。
分娩台の脚掛け台に両足を掛け、両手でグリップを掴む。
グリップは可動式で、陣痛がきたら引き寄せて呼吸法をし、
あごを引いてお尻を上に突き出すようにしなさい、と指示される。
しかし、この分娩台のシステムがよく分からずなかなか上手くできない。
しかもイキみが勝手に来てしまい、何度も何度も怒られる。

この産婦人科では、ソフロロジー法 という分娩方法で
呼吸法によりリラックスした状態で
イキまず自然に赤ちゃんが下りてくるのを待つ

…みたいなスタイルで出産するわけです。

にも関わらず、
私は何度もイキんでしまっていたので怒られる怒られる。
だって身体が勝手にそうなっちゃうんだもん!
このイキみのせいで子宮口が充血して浮腫んでしまい、
赤ちゃんが通るのに邪魔になってしまうらしく、本当に何度も怒られる。
看護婦さんが手を突っ込んで、その子宮口を指で押し広げる。
『痛い!』と言うと
『これくらいで痛がってちゃまだ出てこれないわよ!』
『可愛い赤ちゃんを思い浮かべて!
 貴方がイキむたびに赤ちゃん苦しんでるわよ!』

と言われ、陣痛で苦しい真っ最中にマジで凹んでしまう。
可愛い赤ちゃんを思い浮かべろったって、
今まで人の子供しか見たことないし、
痛いしツラいし、そんなの無理だよ!!!
そんな最中、看護婦さんたちの会話が耳に入る。
『…先生に連絡取れた?』
『あと5分くらいで来られるそうです…』

何度か陣痛のたびに分娩台のグリップを握ってるうちに
手術着・マスク・手袋姿で先生が登場。
妊婦健診で診てくれた先生じゃなかった。
この病院に3人いる女医さんのうちの1人だった。
その後股間に異物感があり、
先生がすぐに ジャキッ と会陰切開をした。
切られた痛みはまったく感じなかった。
その後、2回の陣痛時の呼吸で赤ちゃんが出てきた。
出てくる直前、看護婦さんが私に向かって言った。

『前を見て!

 赤ちゃんが出てくるよ!!』


首を持ち上げて自分の開いた両足の間を見ると
羊水・胎脂まみれの赤ちゃんが。
というか、なんか赤いかたまりのように見えた。
すぐに気道吸入かなにかされて、その後で2~3回産声をあげた。

『男の子ですよ(^∀^)』

軽く羊水をタオルで拭き取った後、
私のパジャマの前ボタンをすべて外して
素肌の胸の上に赤ちゃんを乗せてもらう。 ※カンガルーケア
赤ちゃんは濡れていて、ところどころ赤い血や羊水がついていた。
抱っこしながら、初めて言葉をかけた。

『苦しませてごめんね

 やっと顔が見れた~!』


赤ちゃんは産声の後まったく泣かず、おとなしく私の胸に抱かれている。
目は薄く開いていて、少しモゾモゾ動くだけ。
先生はその間に会陰に麻酔をして傷を縫っていた。
看護婦さんが子宮収縮の注射を左腕に打った。
私の足は台に乗ったまま震えが止まらず、呼吸もずっと戻せずにいた。
『もう普通に息していいよ』
と言われたけど、産後の興奮もあって自然に戻すのに時間がかかった。
下の処置が終わり、分娩台の台座が元のベッド状に戻ってから
ダンナ様がラウンジから分娩室に呼ばれる。

Image005_20080310170816.jpg

片付けで看護婦さんが分娩室からいなくなってから
ダンナ様にカバンからデジカメを出してもらい、写真を撮ってもらう。
でも分娩室の照明が薄暗かったため上手く撮れず…。
赤ちゃんは口からヨダレを出して、ずっとおとなしくしている。
爪は長くて薄くて、身体も頭も羊水まみれだったので、
上から掛けられていたバスタオルで拭けるところは拭いた。
ダンナ様いわく、
『ラウンジに行ってから30分位で呼ばれたよ、
 こんなに早いと思わんかった~(゜□゜;)』

だそうで・・・。
ほんとダンナ様が出てってすぐに生まれたのね…。
自分ではとてもそんなに短かったようには思えないけど///
しかも、陣痛時の腰の痛みの方が強くて
肝心の赤ちゃんが出てくる時にはあまり痛みを感じなかった~。
イキんで押し出すんじゃなくて自然に下りてきたからかしら???




というわけで、

2007年12月27日午前5時14分

すずは男の子を出産したのです///





― つづく ―


***********************

なんかめちゃめちゃ長くなってしまったので
『出産レポート。3』 は ここまで!

出産直後~入院中のエピソードは後日upいたします~。
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SUUMO
ブランド子供服のフリーマーケット【キャリーオン】

テーマ:初めての妊娠・出産・育児 - ジャンル:育児

【2008/03/10 17:25 】
出産レポート | コメント(8) | トラックバック(0)
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コメント
我がことのように読ませていただきました。
まったく「そう!!そうなのよ!」ってなりますね。
最近の助産師さんはみんなやさしいと思ってたんだけどパワフルな方もいらっしゃるのね。
レポ乙です。
【2008/03/14 21:35】
| URL | くすり #-[ 編集] |
>けんねるさん

はい早朝だったんですね~。深夜から早朝って結構多いみたいです。
昼間に生まれてればもっと入院費安かったかも…;なんてことも考えてしまったり…。


>null8さん

気道吸引しないと産声でないんですよね~この歳まで知らなかったのです…。お医者様が心配性だと色々事前に言われますよね;あんまり不安にさせないで~とは思いますが。
ダンナ様、ずっとついててくれたんで心強かったです。立会いじゃないのにこんなに一緒にいられるとは思わなかったので嬉しかったな~///

>ponpokorinさん

ありがとうございます///
ブログに書くことで忘れないようにしてます…結構忘れてしまってますが;

>くろぽさん

たった2ヶ月しか経ってないのに、あの辛かった陣痛の痛みとか結構記憶から薄れてるんですよね~…可愛い我が子を毎日見てるうちに癒されてるのかも。
オナカを切ってほしい!って本気で思ったけど、実際に切ったらもっと大変だったろうなぁwお産が進まないと本当にツライですよね;
今ではいい思い出です///

>muuraさん

本当に嬉しかったんですよね~無事に生まれてくれて。今は毎日我が子と一緒にいるのが当たり前みたいになってますが、それまでこんなに大変だったんだということを覚えておかなくては!
あんなに痛かったのに、今では遠い昔のよう…(=_=;)

>hinaさん

いらっしゃいませ~コメントありがとうございますvvv
スタッフ1人に妊婦4人!すごいですね~。呼んでも来ない恐怖;
私のとこも深夜だったのでスタッフが少なかったんですよね~3人くらいは居たと思いますが…。
まさか出産であんなに叱られると思わなかったですw
【2008/03/12 16:03】
| URL | すず #q1cvaNjE[ 編集] |
こんにちは。以前から楽しく読ませてもらってました。
ウチも早朝の出産でしたが,スタッフ1人に対し,4人の出産があり,3番目の私は完全に放置状態でした。優しく背中をさすってもらうというアリガチな場面も皆無。これが現実かとガッカリしたものです。
それにしても,厳しい助産婦さん達ですね(苦笑)。お疲れ様でした。
これからも時々遊びにきます。
【2008/03/12 15:55】
| URL | hina #vbu/5PMA[ 編集] |
おめでとーの感動が再び
懐かしいですね
【2008/03/12 09:17】
| URL | muura #-[ 編集] |
またまたこんにちわ。
私もつい2ヶ月前のことなのに、懐かしく読ませて頂きました。
私も促進剤を使うかもしれないと言われ、すごく不安になりました。自然に陣痛が始まった時はほっとしました(まさかあんなに痛くなるとは想像もしてなかった;)
うちの病院は、陣痛に関してはあまり指導を受けなかったのですが(むしろほっとかれた)、「早くお腹を切って出してほしい!」という気持ちはよくわかります。内診の度に「まだ何センチ」と言われ、何度挫折しかけたことか(笑)
赤ちゃんの元気な声が、頑張ったご褒美ですよね(^^)
【2008/03/11 17:03】
| URL | くろぽ #iggUOdTw[ 編集] |
おめでとうございます。
【2008/03/11 06:54】
| URL | ponpokorin #2W8wBcgQ[ 編集] |
うちも気道吸引されましたが、無事に産声を上げてくれるまでは、胃に穴が開きそうでした。
入院前からさんざん不安をあおられてたんで。
立会いじゃなくても、かなり直前まで旦那さんも一緒だったんですね。
分娩が始まってしまうと、父親には励ますぐらいしかできなかったので、立会いとほとんど変わらないぐらい動いてくれていたと思いますよ。
【2008/03/10 23:38】
| URL | null8 #-[ 編集] |
ぐはっ!

早朝だったんですね!



大変でしたね。
でも、よかったですね!
【2008/03/10 20:30】
| URL | ケンネル #-[ 編集] |
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